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起業社員インタビュー:村澤雄介。起業社員インタビュー。株式会社ヨウベツエン 代表取締役社長 村澤雄介。水晶院が私の起業をサポートしてくれたように将来的には誰かをサポートすることで還元したい。2006年9月、水晶院に中途採用で入社。様々な部署での経験を活かし、2011年8月に「株式会社すっぽん養鼈園」を起業。同年9月に水晶院を退社し、現在は「株式会社ヨウベツエン」と名前を変え、ネットでの販売事業を行っている。

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通信販売業務の全体像を学びながら、5年後に独立

打ち合わせ風景

水晶院に入社したときから、5年後には起業することを目標にしていました。コールセンターや商品発送、DM制作など様々な部署を経験することができたので、通信販売業務の全体像を学べたのはよかったと思っています。通信販売では、対面販売のように一人ひとりのお客様の顔を見ることはできません。その代わり、対象となるお客様の数が圧倒的に違います。その販売データを分析することで、お客様の声を総体的に知ることができるんですね。それが通販の面白さのひとつだと思いました。

水晶院では通常の業務をしながら、独立するための準備を少しずつ進めていきました。ぼんやりと40歳以上の女性をターゲットにした事業を考えていたところ、取引先の方から紹介されたのがすっぽんでした。調べてみると、すっぽんは女性に有益なものだと判明。そこで社長に許可をいただき、このすっぽん商品を水晶院内の新規事業として取り扱うことに。結果的に事業として成功したとは言い難いのですが、これを足がかりに入社から5年目の2011年に「株式会社 すっぽん養鼈園」として念願の起業を果たしました。

試行錯誤を重ね、ネット販売業務へ大きくシフトチェンジ

思考の様子

起業してからは試行錯誤の連続でした。当初は雑誌や新聞に広告を出していたのですが、水晶院にいたときのように予算を使えるわけもなく、なかなかうまくいきませんでした。そこで、メーカーと販売店をつなぐ卸し業務も並行して行い販路を開拓。取引先も増えていろいろな方から話を聞くうちに、未経験のネット販売への興味が湧き、手探り状態で始めました。商品もすっぽんにはこだわらず、売りやすいもの、売れるものということで生活雑貨から食品まで扱うことに。

そして2013年の12月に社名を「株式会社 ヨウベツエン」に変更し、現在ではネット販売事業を中心に行っています。起業当初には現在の業務形態を想定していませんでしたが、運よくめぐり会うことができてよかったと思っています。それも、取引先など多くの人とのつながりにより、様々な情報を吸収できたからこそ。自分の考えに固執せず、人から教えてもらったことがいいと思えばまずはやってみる。そうやって模索してきた結果、現在があるのです。


独立してからは、吸収するものの量とスピードが増えた

起業してみて思ったのは、学ぶべきことが非常に多いということです。量が多いから、必然的に吸収や決断のスピードも速くなる。独立してからの数年で吸収したことは、社員として働いていたときの何倍にも感じられます。当然、会社を経営していくということは社会的責任が伴うので、プレッシャーもあります。しかし、最初からそういうものだと思っていたので苦にはなりません。それよりも、上手くいったときの喜びは想像よりはるかに大きい。24時間365日仕事のことを考えていますが、自分で時間を管理できるので、家族と一緒にいる時間が大幅に増えたのもよかったことのひとつです。

振り返ってみると、水晶院では様々なことにチャレンジさせていただきました。それに対してNOと言われたことはなく、通常では考えられないほど多額の予算も使わせていただきました。結果的に成功には結びつかないことがほとんどでしたが、活きた経験としてしっかりと残っています。そればかりでなく、起業するときから起業後に至るまで変わらずにいろいろとサポートをしていただいています。これからは、会社を軌道に乗せ、社員も増やして少しずつ規模を大きくしていくことが目標です。そしてゆくゆくは、水晶院が私にしてくれたように、起業しようとしている人や、何かにチャレンジしようとしている人をサポートできるようになれればと思っています。